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自宅でも簡単、おいしいコーヒーの淹れ方

おいしいコーヒーの淹れ方

自宅でもお店のようなおいしいコーヒーが飲みたいけれど、自分でコーヒーをいれるのは難しそうだと思っていませんか? コーヒーの入れ方は色々ありますが、ペーパードリップで淹れる方法は簡単で、器具も手軽に揃えることができます。

今回は、ご自宅でも簡単なペーパードリップで淹れるおいしいコーヒーの作り方を紹介します。

1. ペーパードリップコーヒーとは

ペーパーフィルターにコーヒーの粉を入れ、お湯を注ぐ、日本で最も一般的なコーヒーの淹れ方です。

他の抽出方法と比べてよりまろやかでライトな味が楽しめます。例えばフレンチプレスという淹れ方の場合、粉にお湯をかけ上から直接圧力を加えて抽出するため、コーヒー本来の味が楽しめますが、苦味が強いコーヒーが苦手な方にはお勧めできません。一方のペーパードリップコーヒーは、ペーパーによってほどよくコーヒーの成分が吸収され、ライトでありながらもほどよいコクがあるコーヒーを抽出できます。

さらに、ペーパードリップは、入れ方もお湯を注ぐのみで難しくなく、器具も安価でハードルが低いです。コーヒーを抽出した後、フィルターに入った粉をまとめて捨てることもでき、他の作り方よりも、手間がかからず楽なことも利点として挙げられます。

2. 脱インスタントコーヒー。手軽さ順にコーヒーの作り方を紹介

まずは自宅で簡単なドリップコーヒーの作り方を、より手軽なものから順番に紹介します。

2-1.【入門】コーヒー粉がセットされた手軽なドリップバッグ

自宅でコーヒー 手軽なドリップバック

インスタントコーヒーしか作ったことがないという人に、初めに試していただきたいのが、ドリップバッグコーヒーです。カップの上にセットして、お湯を注ぐだけ。1杯分のコーヒーの粉が入っていますので、コーヒーを別途購入する必要もありません。

ドリップバッグコーヒーはスーパーマーケットやコンビニでも販売されており手軽に入手できますし、コーヒー専門店のドリップバッグならさらにおいしいコーヒーを手軽に作れます。

おいしく淹れるコツは、お湯を少量注いだ後に20秒ほど待って蒸らすことと、既定のお湯の量を守ることです。このコツは他のドリップコーヒーの淹れ方でも共通です。

2-2.【初級】ドリップフィルターとコーヒー粉を別々に準備しよう

自宅でコーヒー コーヒー粉とフィルター

コーヒーのおいしさにはコーヒーの鮮度が重要なのですが、ドリップバッグに予め入ったコーヒーの粉に鮮度を求めることは難しいです。もう少しこだわってみたいという人は、空のドリップフィルターとコーヒーの粉を別々に準備してみるのはいかがでしょう。

コーヒーの粉は、コーヒー豆販売店やカフェなどはもちろん、スーパーマーケットやコンビニなどでも購入することができます。コーヒー豆販売店やカフェなどでは、その場でコーヒー豆を挽いてくれることが多いです。コーヒーの粉をスーパーマーケットやコンビニなどで購入する場合は、間違えて豆の状態のものを買わないように注意しましょう。

ドリップフィルターは、コーヒーの粉と比べるとどこでも購入できるというものではありませんが、100均などでも販売されています。

ウォームハーツコーヒークラブでは、焙煎したてのコーヒー粉とドリップフィルターをセット販売しています。

2-3.【中級】 専用器具(ドリッパー)を使ってコーヒーを淹れよう

自宅でコーヒー ドリッパーで淹れる

ドリッパーという専用器具を使ってコーヒーを淹れる方法です。一般にペーパードリップでコーヒーを淹れるというと、この方法をさすことが多いです。

専用の道具が必要と聞くと敷居が高く感じるかもしれませんが、安価で手に入るものが多く、一度揃えてしまえば手軽においしいコーヒーを自宅で作ることができます。

これ以降は、どのような専用器具が必要か、ドリッパーのメーカー別の特徴、おいしく淹れるコツなど、ドリッパーを使ってコーヒーを淹れる方法を詳しく紹介していきます。

3. ドリッパーを使ってコーヒーを淹れるための道具

ペーパードリップコーヒーを淹れる際に使う道具を紹介します。

なお、道具ははじめから全てを揃える必要はありません。ドリッパー、ペーパーフィルター、コーヒー粉の3つ以外は、一般的な調理器具で代用できます。まずは最低限のものだけ購入して、ドリップコーヒーに慣れてきたときに本格的にコーヒー専用の道具を検討すればいいのではないでしょうか。というわけで、道具を別のもので代用する方法も合わせて紹介します。

コーヒーを淹れる道具

3-1. ドリッパー

コーヒーのドリッパー

大きく分けて台形と円錐形の2つの形状があります。

メーカー別の特徴は次に紹介しますので、あなたの好みにあったドリッパーを探してみてください。

プラスチック製のドリッパーなどは、数百円ほどで購入することができます。

3-2. ペーパーフィルター

ペーパーフィルター

ドリッパーに合うペーパーフィルターを用意します。

消耗品なので定期的に購入する必要がありますが、台形のペーパーフィルターはコンビニやスーパーマーケットなどでも販売されています。

3-3. サーバー

コーヒーサーバー1杯分のコーヒーを淹れる場合は、直接カップに抽出すればいいので、こちらのサーバーは不要です。

2杯以上のコーヒーを一度に作る場合、サーバーにコーヒーを抽出した後で、それぞれのカップに分けます。コーヒー専用のサーバーをお持ちでない場合は、ご自宅にあるティーポットなどで代用できます。

耐熱ガラス製のコーヒー専用サーバーにはカップ数ごとの目盛りがついています。目盛りに合わせてお湯を注げば、ちょうどいい量のコーヒーを作ることができ便利です。いつも2杯以上のコーヒーを作るという方は購入を検討してもいいかもしれません。ドリッパー、サーバー、メジャースプーンがセットで販売もされていることも多いです。

3-4. 細口ドリップポット

細口ドリップポット

普通のポットでも構いませんが、細口ポットではお湯の注ぎ方を工夫できるので、おいしいコーヒーを淹れることができます。

3-5. メジャースプーン

メジャースプーン

コーヒー1杯分(10g)の粉を計るコーヒー専用のメジャースプーンが販売されています。また、大さじスプーン2杯でも10gを計ることができます。

ドリッパーを買うと、メジャースプーンが付いていることも多いです。

3-6. コーヒー粉

コーヒー粉

好みにもよりますが、ホットコーヒーをペーパードリップで入れる場合は、中挽きの粉が適しています。コーヒー粉が細かいと味が濃くなり、粗いと薄くなります。一般的にお店で販売されているコーヒーの粉は中挽きが多いです。

また、コーヒー豆は焙煎から時間が経つほど酸化しておいしくなくなります。焙煎したての新しいコーヒー粉を使うとおいしいコーヒーが淹れられます。

今回はウォームハーツコーヒークラブのマラウイコーヒーを用意しました。
日本でめったに手に入らないアフリカ・マラウイ産の高品質AAランクのスペシャルティコーヒーが、焙煎したての美味しい状態で、送料無料で届きます。

さらにこのコーヒーはおいしいだけでなく、100%が生産国への給食支援へ寄付されるチャリティコーヒーなんです。マラウイはコーヒーの生産に適した条件がそろった自然豊かな国ですが、今も産業が少ない世界最貧国のひとつでもあります。あなたがウォームハーツコーヒークラブのコーヒーを選ぶことで、生産地の恵まれない子どもたちが給食を食べることができます。
ウォームハーツコーヒークラブの特徴はこちらをご覧ください。

4. メーカー別コーヒードリッパーの特徴

コーヒードリッパーはメーカーごとにコーヒーの味の特徴や抽出のコツが異なります。ドリッパーを購入する前に、どのメーカーが自分に合うか確認しておきましょう。

代表的な、カリタ、メリタ、ハリオという3つのメーカーを紹介します。

4-1. カリタ

カリタドリッパー

カリタは、初めてドリッパーを買う方にもおすすめしやすいメーカーです。ペーパードリップに典型的な、ほのかな酸味とコクがある味で抽出でき、バランスが取れたコーヒーを淹れることができます。

カリタのドリッパーは台形で、底に小さな穴が3つ開いています。そのため、次に紹介するメリタよりもコーヒーの落ちていくスピードが早くなり、味がさわやかになります。

メリタと比べるとお湯の注ぎ方に工夫が必要ですが、ハリオほどお湯の注ぎ方で味が変わることはありません。

なお、スーパーマーケットなどで販売されているペーパーフィルターは、ほどんどがカリタ向けのものです。消耗品のペーパーフィルターが入手しやすい点も、カリタがおすすめしやすい理由です。

4-2. メリタ

メリタ

メリタもカリタと同じく台形のドリッパーですが、最大の特徴が底に小さな穴が1つしかないことです。

注いだお湯が台形のドリッパーの底に溜まり、小さな1つの穴からゆっくり抽出されるため、凝縮された味が楽しめます。また、お湯の注ぎ方に関わらず抽出時間が一定になるので、常に安定した味のコーヒーを作ることができます。

その分、ペーパードリップで入れたコーヒーの中では最も濃い味となり、苦味が強くなります。

4-3. ハリオ

harioドリッパー

ハリオのドリッパーは円錐形で、底に大きな穴が1つ開いています。また、お湯がコーヒー粉を通るスピードをコントロールするためにスクリュー状の溝が入っています。

ハリオの特徴はお湯の注ぎ方によって抽出時間をコントロールできることです。言い換えると、注ぎ方によってコーヒーの味が変わりやすいです。ハリオのスクリュー線を生かしコーヒーの味をしっかり出すには、お湯を注ぐときに、中心から外側へ円を描くようにお湯をゆっくり入れる工夫が必要です。

ハリオのドリッパーには円錐形のペーパーフィルターを使用します。円錐形のペーパーフィルターは取扱店が少ない点も注意が必要です。

5. おいしいドリップコーヒーの入れ方

最後に、自宅でおいしいコーヒーを入れる方法を、順を追って紹介します。

5-1. お湯を沸かす

お湯を沸かす

95度前後がお勧めです。高温であるほど濃い味になります。お好みに合わせて調節しましょう。

5-2. ペーパーフィルターをセット

ペーパーフィルター準備

ペーパーフィルターの紙の継ぎ目を折り曲げます。台形フィルターは側面と底面の2カ所、円錐形フィルターの場合は側面の1カ所です。

ペーパーフィルターセット

折り曲げたら、ドリッパーの上に置きます。

5-3. 必要なコーヒー粉を計る

コーヒー粉計量

コーヒー用のメジャースプーンなどを使い、以下の量のコーヒー粉を準備します。

・1杯分:10g
・2杯分:20g
・3杯分:25g~30g
・4杯分:35g~40g

一般的なコーヒー用のメジャースプーンは1杯10gです。
また、大さじスプーン2杯も約10gなので、代用することもできます。

5-4. コーヒー粉を入れる

コーヒー粉を入れる

準備したコーヒー粉をペーパーフィルターに入れます。ドリッパーの側面を軽くたたいて、粉が平らに広がるようにします。

続いて、ドリッパーをサーバの上に置きます。1杯だけコーヒーを淹れる場合は、カップの上に直接ドリッパーを乗せても構いません。

5-5. 蒸らし

ファーストドリップ蒸らし

初めに少量だけお湯を注ぎ、粉全体にお湯を含ませて、20秒ほどそのままにして蒸らします。

蒸らす時間が長いほどコーヒーの味が濃くなります。お好みに合わせて調整してみましょう。蒸らしで注ぐお湯の量は、ドリッパーの下にあるサーバーにぽたぽたと少量が垂れる程度です。

5-6. お湯を注ぐ

セカンドドリップ

蒸らした後で、本格的にお湯を注ぎます。

お湯の量は1杯130ml程度が目安ですが、お好みで量を調節しましょう。

目盛り付きのサーバーを使う場合は、お湯の量は目盛りを目安にします。

重さでお湯の量を計る方法もあります。サーバーをスケール(計り)の上にのせて、1杯130ml=130gのお湯を注ぎます。コーヒー専用のドリップスケールも販売されていますが、ご自宅にある料理用のキッチンスケールも使えます。

お湯の注ぎ方のコツはドリッパーのメーカーによって異なるため、それぞれ紹介します。

カリタ、ハリオのお湯の注ぎ方

コーヒーの粉の中心から外側に向かって渦巻きを描くようにお湯を注ぎます。この際に、側面のペーパーフィルター自体にお湯を注がないようにしましょう。

ペーパーフィルターの半分くらいまでお湯を注いだら、お湯が落ちるのを少し待ち、完全に落ちきる前に次のお湯を注ぎましょう。なるべくお湯の高さを一定にキープするのが理想です。これを繰り返し、必要な分量まで達したら、お湯を注ぐのをやめます。

細口ポットでゆっくり注ぐと、抽出時間が長くなり、深く濃い味のコーヒーになります。全体の抽出時間が短いと、すっきりとした味わいになります。

カリタとハリオはほとんど同じ淹れ方ですが、ハリオの方が早くお湯が落ちます。深く濃い味わいのコーヒーを入れたい場合はゆっくり丁寧に注ぐようにしましょう。

メリタのお湯の注ぎ方

メリタのドリッパーの底には、小さい穴が一つしか開いていません。お湯を注ぐときにもそれを意識して、フィルターの上にあるコーヒー粉の真ん中をめがけて、集中的に注ぎます。また他のドリッパーと違い、お湯を数回に分けず、必要な量を一度に注ぎます。

5-7. カップに注ぐ

最後にカップに注いで完成です。

カップは事前に温めておくことをお勧めします。

6. まとめ

おいしいコーヒーの淹れ方

ペーパードリップコーヒーの淹れ方を紹介してきました。皆さんの朝のひと時や休日、在宅ワーク中など、ペーパードリップでコーヒーを淹れて、ご自宅でもおいしいコーヒーをぜひ楽しんでみてください。

また、今回記事内で紹介したウォームハーツコーヒークラブのコーヒー粉は、日本でめったに手に入らないアフリカ・マラウイ産の高品質AAランクのスペシャルティコーヒーです。器具をお持ちでない方のために、お湯とカップがあれば、おいしいドリップコーヒーを淹れることができるドリップフィルターセットも用意しています。

さらにこのコーヒーはおいしいだけではない、100%が生産国への給食支援へ寄付されるチャリティコーヒーです。マラウイはコーヒーの生産に適した条件がそろった自然豊かな国ですが、今も産業が少ない世界最貧国のひとつでもあります。

あなたが飲む毎日のコーヒーが、生産国マラウイの子どもたちの給食になります。世界を変えることができるコーヒーを是非ペーパードリップで淹れてお楽しみください。

ウォームハーツコーヒークラブの特長

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